彼女はぶっ飛んでいた。
 言動が変で、時々過激。
 太陽の熱で俺を焦がしていく。
 ぎらぎらしている夏の太陽ではなく、
 淡い光の冬の太陽。
 意外にもぴったりな気がした。
 紫外線が一番強いのって冬だからな。

 俺の考えていることがばれたのか、
 頬を膨らませている彼女。
 頬を抓ってやると顔を真っ赤にして背ける。
 からかってるなんてまさか。愛情表現だよ。
 愛しさが込み上げてきてどうしようもなく
 抱きしめたくなるんだ。
 衝動に駆られると同時に腕が動く。
 閉じ込めて離さない。
 太陽みたいに俺を照らしてくれる少女。
 そうだな、名前の響きも合ってるか。


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